市ノ坪の家

実家の隣に弟の家を建てることになりました。


実家周辺では近年、住宅の建て替えが続いており、
大きめの土地を2分割や3分割にし、
敷地めいっぱいに建てた3階建て建売住宅が並ぶようになりつつあります。

お隣の、ご高齢の方がひとりぐらしをされていた平屋付きの土地を購入できることとなり、
どのような建ち方がこの地域にふさわしいか考えました。

敷地は、北面接道で3方を2・3階建てに囲まれた日の当たりにくい場所です。
しかし、もとあった平屋は東へ寄せて西に庭をとることで、日の光を享受していました。
ご近所の古くからあるお宅を観察すると、実家も含め似たようなボリューム計画となっています。

地域に元からある家々のたたずまいを継承しながら、
新たに若い夫婦が暮らす住まいとしてふさわしい形を模索しました。

二ケ領用水からながめる 前面道路でなく用水路に向けて大きく窓をとった
リビングから二ケ領用水をながめる 用水路沿いの人の流れがよく見える
開口のない道路に面する壁 変形バルコニーと庇で大きな窓と道路の適度な距離感をつくる
玄関から階段を見る 突き当りは寝室の扉
窓を横切る階段
キッチンからリビングをながめる 通りを眺める下の窓と空を眺める上の窓
仕事部屋の吹き抜けとロフト 変形バルコニーが道路との緩衝帯となる
仕事部屋吹き抜け上部の窓 2階からは空が、ロフトからは少しだけ実家の屋根が見える
窓・リビングの吹き抜け・窓と抜けて空が見える
夜景
夜景


題名   市ノ坪の家
所在地  神奈川県川崎市
主要途  住宅

設計   一級建築士事務所hanaya 川上華恵
施工   小宮建具店
構造   SCALA Design Engineers/スカラ デザイン エンジニア―ズ 村上 翔

構造   木造
階数   地上2階
敷地面積 70.80㎡
建築面積 42.43㎡
延床面積 80.74㎡
設計   2021年 1月〜2021年 7月
工事   2021年 7月〜2022年 2月
竣工   2022年2月

1階平面図